こにけんの投資備忘録

投資の事を1ミリも知らない初心者が株式投資してみた。

インカム投資について

どうも、こにけんです。

本日は優待、配当メインのインカム投資についておもったことを書きためていきます。

まず、株から得る利益は
●インカム(優待、配当の比較的安定した収入。銀行のような目線で見れば受取利息のようなもの)
●キャピタル(企業価値の変動によるエントリー時との差額。需給により左右される)

リスクとリターンの比例則を前提とした場合
公開された情報として将来的な収入があるインカム株はキャピタル投資よりリスクオフ

景気循環により配当の増減にばらつきがある銘柄もあるが、その場合には実体として企業損益も変化があるということともとれるのでキャピタルはそれ以上に変化幅があるのではと予想される

リスク大小で比較したらキャピタル投資と債券の間に位置する投資法なので市場の雰囲気としてリスクオンムードに陰りが出始めたところで需要が上がるのでは?

インカム投資において重要な指数は優待・配当の利回り

=(配当、優待)/取得価格

この数値が高いものほど買いということになるが、分母である株価が上がることで分子のインカム額も比例しないと利回りは低下するということになるからインカム目線では売り、だがキャピタル目線では今後の上昇も期待できるのであればホールド(新規勢は買い目線)ということになる。
てことは配当利回りがキリのいい価格帯で価格帯別出来高的な意味での抵抗線がつくられる可能性が高め?なおかつその後のブレイクか否かは企業業績次第のキャピタル額によって左右されるのでは?

だからこそインカム額の拡充を安定的に行っている銘柄に着目した投資を行うことが予測的中率(期待値)の観点から好ましいと解釈できる。

懸念される事項は
キャピタルよりもインカムの利益に対する弾力性が鈍いという仮定のもとで、株主の企業価値上昇への意欲が相対的に低くなり、『物言わぬ株主』の傾向が強くなってしまう可能性もあるのでは?と考える。

【銘柄調べ】3793 ドリコム

 

どうも、こにけんです。

本日もやっていきます銘柄調べ!今日ストップ高になったのは東証マザーズドリコムです。

値幅は+100円(16.5%)と株価自体低かったので少なめ

 

【どういう会社?】

2001年創業の企業でして現在時価は170億円オーバーくらいです。今日のストップ706円だとすると200億弱?

なにを売ってるかというと

1.スマホソシャゲーメインのコンテンツサービス

2.企業向け広告メディアサービス

売上の比率からみてもソシャゲー9割なのでゲームセクター株ですね。

一昨年からIPゲームに力を入れていて昨年のゲームセクターバブルを引っ張っていた印象です。

最近の有名どころだと

きららファンタジア

シャニマス

みんGOL

ダビスタ

あたりのアプリを手掛けているようです。

広告にけっこうかけていますので自分もアニメ毎週みてるときにこの辺のCMはよく見ます。

現在では株式譲渡されて子会社ではないですが、グリモアのブレブレもよくCMで拝見します。

 

ストップ高材料】

昨日の引け後にもともと楽天がもっていたドリコムの株式5532000株(19.2%相当)をバンナムに売るという旨が発表されたようです。

 

楽天は平成20年からドリコムの株式を保有していて、そもそもは広告メディア事業を有望視しての資本業務提携だったみたいです。

しかし、過去三年の決算書をみるに広告のセグメント利益は毎年赤字で近年のゲーム開発運営メインのドリコムのビジネススタイルとは相乗効果を見込めないのだろうなというのはなんとなくわかります。

 

そしてバンナムとはシャニマスの共同開発も手掛けていますので今回の資本移動は将来的にはプラスと見ていいかなという市場の判断がされたのでは?と思います。

 

【色々みました。】

2016.3月期からさらっていきます。

このときはオリジナルゲームを主に開発運営していましたが、上手くいかず減損処理。さらに広告メディア事業の開発等の出費が大きく純損益538百万

BSは流動比率は割といいくらいと固定は無形のソフトウェア等メインになってますね。ゲームセクターの分析は始めてしますのでこういう新しい形をみれるのは勉強になります。

意外にも原価率は7割ほどでこういったネット事業にしては高いのかな?という印象を受けました。

 

2017.2月に公募増資と楽天大和証券割当で計47万株増資の影響もありBSも倍近く膨らみました。このあたりで戦略を変更しIPゲームに力を入れていきます。版権ゲーはマージン的な収入なので売上成長に寄与はあまりないがその代わり利益率が高いこともあって純利益は810百万で黒字化。

ゲームセクターバブルの影響もあり決算発表時の時価総額は440億ほどまで高騰しさらにバブルとともに高騰していました。

借入金の強化も始めつつ子会社も整理してIPゲームメインでやってく基盤が整っていってるように見受けます。

 

その後の2017.7月末に1Qの決算が営利減少からの赤字だったことで?大幅に下げてますね。

前期の決算も赤字着地で流れのまま下がってたところに今回の報道って流れでしょうか?実際決算書の内容だと運営兼開発は費用がかさむようで、安定的な運営期に入れば利益が見込めるから今はその前段階なのかな?という風に読めなくもないっていう感じです。

しかしながら、安定的な利益がないのとIPゲームは流行の影響も大きそうで開発と運営が同時にない時期はあまりないんじゃないのかなという風にもとれてしまいます。

 

IPゲームは作品自体に大きく人気が左右されるのでうまくそういうのを捉えていければ今後の発展もあるのかもしれません。実際バンナムのデレマスはかなりセルランもよかったりユーザーの熱狂度も高いように思いますし、きららファンタジアはリリースゴール感が否めなかったので今後のアニメ人気次第で上がる可能性もありそうな。

 

こんな感じですかね、では!

【銘柄調べ】5341 アサヒ衛陶

どうも、こにけんです。
今日も日経強かったですね。半導体関連連れ下げをスイング目当てで先週から持ってたのですがいい頃合いでしたので利確しました。次なににいこうか迷っておりますがダウ良さげなんで明日も買える銘柄あんまないんでしょうかねー。

てなわけで本日もストップ高銘柄調査やってまいりました!
アサヒ衛陶 1728円
東証二部の現在時価総額25億ほどの小型株です。
昨日から2連ストップということで今日+300(21.01%)ととても強く今日も買いが寄って値がつきませんでしたね。
材料はベトナムの販売子会社が2018年12月以降竣工のものに優先的にアサヒ衛陶の商品を使うよという大口契約とってきたよという情報みたいです。
資料によると大型マンションや高級ホテル等の大規模施設、戸数でいうと読解間違ってなければ9000戸(高級ホテルは最終的には10000戸なのでそれを踏まえると18000弱)未来的に契約しているとのこと。
カタログからトイレが12万から21万、洗面台が20万ほどとのことなので将来数年で60億以上の売上はかたいのでしょうか?
メインとしている商品はトイレ周りの陶器製品と洗面器具をアジアにもつ生産拠点にてつくり、国内組立拠点へ。
生産と営業と開発を自社でやることで相乗効果をうまく得ようという形のようですので今回のニュースはかなり大きな利益を見込める案件のようです。

決算書も過去三年分見てみました。
営業自体は5年前から赤字が続いており、それによる自己資本マイナスが続き自己資本比率も3年間で15%ほど落ちて46%ほど、そして最新四半期決算だと35%にまで落ちておりました。
ですが、流動資産が総資産比で7割あり、流動負債と固定負債の合計額と比べてもまだお釣りがくるので安全性はBSを見る限りではあるともいえます。とはいえ流動資産のうち割合として高い売上債権の回転日数が2ヶ月超と少し長めかという印象。
原価率は大体70%弱、販管費率は赤字なので割合だとあまり指標になりにくいですが40%あたりを推移。
現時点でみると赤字で厳しい状態には見えますが、昨年11月にヤマダ電機スマートハウス・リフォーム事業との業務提携発表もありそのときの株価は急騰(併合前で値段が3桁だったのかな?)時価総額47億を越えていました。そして今回の報道もあり将来的に黒字回復が見込めるかもという期待は持てるかなという印象です。あとは昨年の決算書にあった温浴施設水質改善事業を始めるというのが材料としてはまた一個ありそうな予感ですね。
ヤマダ電機の発表後決算からぐだぐだ下げていま下値で吹いてるということでまだ少しばかり上昇余地はあるかなーと予想してみますけどどうですかね?笑

とまあこんな感じでとりあえず終わります!

【銘柄調べ】9827 リリカラ

どうも、本日株を始めて最初に買ったすかいらーくの株を売り払いました。優待券も届き差益もとれて少しばかり喜びにひたっております。


というわけで昨日掲げた目標のとおりにストップ高銘柄調べを始めます!

本日はストップ高+50円(+30.12%)
9827 リリカラ の財務表とか色々見てみました。

時価総額は前日終値で自己株引いて大体20億で小型株といえる規模ですかね

業態
1.カーテン壁紙を筆頭とした施設インテリア事業
2.オフィス等の設計から携わるスペースソリューション事業
リフォームやリノベーションで強みを発揮するかと。
過去三年平均でのセグメント別売上比率が

インテリア事業 81%
スペースソリューション事業 19%

となってます。

B/S
●基本現金と売掛金は同じくらいになる
●在庫は完成商品がほとんど
●有形、無形固定資産ともにリースの比率が高く、機械が簿価0円なので作業用機械等はリースを使っている?
自己資本率は約33%あたり
流動比率は安定

P/L
●原価率3年推移 74.2%→73.4%→74.2%
販管費率3年推移 23.7%→26.2%→25.1%
●営利率3年推移 2.1%→ 0.4%→ 0.3%
●原価のうち8割ほどが商品仕入、残りの額のうち9割が外注加工とのこと
販管費の比率で荷造運搬費用が多目にあった


以上のことと物流センターの全国配置によるスピード納品が強みということで自社製造というよりかはインテリアのブランディングと物流に重きをおいた卸売業メインに少しリノベーション等の施工・企業向けオフィス設計を組み入れたビジネスモデルになっているのではないか?
とはいえ、利益率はけっこう低く赤字もあるので状態としてはあまりよくない?こういうのは去年話題になったヤマト等の物流大手の価格安すぎ問題に通ずるものを感じる。

今日の上げはニュースもなくストップ高の理由として考えられることがあまりないなーって印象だったので過去のチャートもみてみると3月中旬にも急騰していたみたいでした。その際もあげられる情報は平松裕将氏が筆頭株主になったことくらいでしたので仕手株的な動きで今日のストップ高があったのかなーという解釈でよろしいのでしょうかね?

今後の展望としてはリノベーションが話題になっているのとオリンピック需要の設備投資でアパホテルとか建設思惑と災害特需あるのかなって見込みですけどそれを理由にあがるということは線として薄いのではっていうのが率直な感想です。


財務表分析はやはり細かい部分がまだわからないことが多いですね差入保証金のキャッシュフロー計上方法とか新たな発見があって面白かったです。


ではまたー

目標をたててみる

どうも、こにけんです。

この連休にツイッターでは四季報スクリーニングが盛んなようでして、恥ずかしながら自分はあの紙の束をさばけるほどの経験値がなく、後日ゆっくり答え合わせしてみたいなーって所存です。

というわけでその経験値稼ぎを効率よく行いたいなということでノルマを設定します!


まず、四季報には大体4000弱くらいの銘柄が載っているわけでしてその業種も33種分類されてます。自分が明るい分野で勝負するにしても明るい分野もくそもないな…という現状なので業種分け隔てなく毎日コツコツと決算書を読みながら各業種の利益率等の指標となる数値とかをチャートと合わせて噛み砕いていこうと思います。


それにあたってどういう手の付け方をしようかなって点なのですが、とりあえずその日にストップ高になった銘柄なら界隈でも話題になっているから丁度いいし、どういう理由付けをされると株価に影響があるのかわかるかなーって思うのでそこから始めてみようと思います!


明日は四季報読みました相場が期待されるっぽいので期待ですね!

そのまとめた記事をアップできたらとりあえずはいいかとおもいますのでよろしくおねがいします!

長期的なトレードについて

どうも、こにけんです。

今回は中長期的なトレードについてまとめていきます。

企業というものはお金を調達し、それを元手に商売をすることで利益をあげ、その儲けから投資をし成長していく
というのを繰り返し行っています。

その将来性を算定し、企業価値アップを見込んで出資をするというのが中長期トレードになります。
つまり将来価値=現在価値+将来性とざっくり示せるわけですね


そして
①その調達したお金の出どころ(右側)と使った用途(左側)を示したのが貸借対照表(B/S)

②商売をしたことでどのように儲けたかを示したのが損益計算書(P/L)

③どれくらいの投資をし、そのためにどうやってお金を調達したかを示したのがキャッシュフロー計算書

というわけです。

B/Sの要素は資産=負債+純資産で構成されているので
その企業の資産価値つまり現在価値というのは

現在価値=負債価値+純資産(≒株主資本)価値

になるわけですね。


将来性についても色々計算方法がありまして
●DCF法(ディスカウントキャッシュフロー)
●残余利益モデル
配当割引モデル
とかあるんですが
ざっくりといってしまえば現行データを元に将来5年、10年後の還元利益を予想し、その値を

①借入コスト(…債務者が将来期待している収益率=金利)
②株主資本コスト(…株主が将来期待している年間収益率)
③これらを2つを加重平均したWACCという値

を使って各年で割引いて現在価値に直します。

なぜ割り引くのかというと、お金の価値はもらえるタイミングが未来になればなるほど現在価値は小さくなるからです。

極論を言えば、
今すぐ100万もらえるか?or 200年後に5億もらえるか?
といったら200年生きてることはあり得ないので、額は劣るけど今すぐ100万もらった方がいいわけで、企業からしたらこういったすぐにお金が手に入るという時間価値が金利として現れているっていうのが借入コストと株主資本コストいうことです。


さきほどざっくりといった現行データをもとに将来の利益予想を立てるというのが難しいわけでして
安全性、収益性、成長性、効率性といった観点で
流動比率ROE、利益率その他あらゆる指標をB/S、P/L、CFからわかりうる限り洗いだし投資判断をしていくのが中長期的なトレードになります。
これら財務諸表が発表されるのは基本的には四半期に一度の決算ですので決算直後には期待はずれによる売り抜け、予想通り利確による売り、期待以上で買い上がり等株価が急変動しています。

また、大きなニュースでも将来利益に左右する場合大きな株価変動があります。
上昇パターンとしては業務提携など
下落パターンとしてはデータ改竄など
そして一部昇格であったり知名度向上により株式市場の流動性アップであったり大口買いの可能性などの需給を要因にして上がることもあるので

情報の優位性(当該企業発信の一次情報)と決算上方修正の先回りであったり市場に評価されていない段階で兆候を見つけて拡散された情報に他が群がってきたところで抜けて落ち着いたところで再度エントリーといった瞬間的なバブルで利幅をとりつつ長期的にも利益を得ていくといった立ち回りがいいかと

短期的なトレードについて

どうも、こにけんです。

今回はデイトレードスキャルピングといった短期において値段が動く流れをまとめます。


まず、モノの価値が何で決まるかというと需要量と供給量が一致する価格、つまりはこの価格でなら買ってもいい&売ってもいいと両者が納得する価格によってモノの値段は決まりますが株式市場も考え方は同じです。
それを可視化したものが気配板になるわけですが、この板には売り勢力と買い勢力がいるわけでしてこの勢力が状況次第で逐一細かく増減し続けているから値段はチクタクと動き続けます。

この勢力争いにおいてパワーを決める要素は金額です。

株式市場プレーヤーを
機関投資家、証券ディーラー等の大口投資家
●少額の個人投資家、つまりは小口投資家
に二極化して考えた場合
資金力で争うなら大口に対抗していくのは分が悪いです。
大口売り勢力vs大口買い勢力の争いになった場合も資金力がものをいいます。

そして勢力争いに勝った方に小口があとからついていき、チャートは方向づきます。負けた勢力は損切りで反対売買をしますのでその方向づいたチャートをさらに強くしていきトレンドが形成されます。


このトレンドづくりを初動で察知し、強い大口の流したい方に先手で張ってついていき、チャート形成されたところで利幅をとって抜けていくというのがデイトレードスキャルピングには必要なセオリーになっていきます。


そのためには超短期的な市場動向を記録した歩み値や需給が表示された板情報はもちろん、チャートやテクニカル指標、信用残高といった様々な情報を総合的に照らし合わせて市場全体の意図を推理していくというのが得策です。