こにけんの投資備忘録

投資の事を1ミリも知らない初心者が株式投資してみた。

【銘柄調べ】8423 アクリーティブ

 

どうも、こにけんです。

本日は優待目当てでもってた株を微益で利確して完全にノーポジ状態になりました。

 

てなわけで銘柄調べしました。

今日のストップ高銘柄はアクリーティブです。

株価は360円  +80円(+28.57%)

現段階での時価総額は120億ほどです。

 

【ストップ材料】

 

芙蓉リース総合によるTOB(公開株式買い付け)発表があったからみたいですね。

H29.3月期時点にもすでにTOBを行っていて当時大株主だったドン・キホーテからも株を得てアクリーティブはその段階ですでに芙蓉リースの子会社となっています。

今回のTOBは今後の事業ビジョンを見越して効率的かつ迅速な経営判断を下すためのアクリーティブ株式非公開化を目的としたものです。

 

買い付け価格は高めのプレミアムをつけて一株415円、上限も設定していないのであるだけ買うといった発表ですね。

 

【事業】

主力事業は

1.売上債権買い取り事業

2.経理アウトソーシング事業

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亜流の金融業と経理委託業って感じですかね。

 

【財務】

 


下の写真見にくいですが、各年度の貸借対照表損益計算書を順々に並べたグラフになります。

一番右だけ直近の四半期決算なのでPLは乗っけてません。

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BSとPLをみると資産額が営業収益より圧倒的に多い印象を受けます。

金融系は直接的にお金を商品として使って金利的に儲けを得るので流動資産が多く、特にそのうちの6割以上が買い取った売上債権です。

回収待ちの売上債権は言うなれば在庫ということになるのでしょうか。


上の画像ではPLは営業利益までしか入れてないのですが、平成29年度3月期に芙蓉リースが親会社になったことに付随してドン・キホーテにオペレーティングの子会社を売却しています。

それによる次年度のPL落ち込みもあり年々営業成長率は-19.3%、-12.5%下がっております。

国をあげてのフィンテック促進により売上債権事業は競争激化しているので今回のTOBは意図として経理アウトソーシング事業の育成に力を入れたいということでもありそうです。

 

【チャート】

 

月足では上場してからリーマンショック以降は下降トレンド。

そこから2015年春に若干あげてから横横。

この若干のあげが週足ですとかなり大きいものでして、2月にドン・キホーテに売却した子会社(この段階ではまだ売却されてません。)が外貨レジサービスを始めるという発表あたりからのスタートしてます。

その後4月にネクサスとの医療介護業者向けの売上債権事業を協業するという発表からさらに加熱したバブル的なもののようです。

日足でみると二ヶ月前の7/25に出来高急増の上髭陽線をつけてますが材料もなく、仕手っぽい雰囲気です。

そのすぐ後に決算天井で値が戻っています。

 

 


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決算より若干手前のボックス相場はボリバン内でライン触れたら反発というわかりやすい動きなのでこういう場面であれば下で買って上で売ってでスイングがうまくはまりそうな銘柄ですね。まあ過去の話なんですけども笑

 

いずれにせよ非公開になる前提ならもう触れることもないのかなーっていう見解です。

 

どの銘柄もIR情報をしっかりみると株価に影響する発表の前に必ず布石というか前触れがあるんだなと感じますね。

こういう株価材料の前触れになる前材料の調査もルーチンに入れられるといいかなー。

あとはチャートの形をしっかりみてテクニカルの傾向とかも一緒に勉強していこうと思います。