【銘柄調べ】3793 ドリコム
どうも、こにけんです。
本日もやっていきます銘柄調べ!今日ストップ高になったのは東証マザーズのドリコムです。
値幅は+100円(16.5%)と株価自体低かったので少なめ
【どういう会社?】
2001年創業の企業でして現在時価は170億円オーバーくらいです。今日のストップ706円だとすると200億弱?
なにを売ってるかというと
1.スマホソシャゲーメインのコンテンツサービス
2.企業向け広告メディアサービス
売上の比率からみてもソシャゲー9割なのでゲームセクター株ですね。
一昨年からIPゲームに力を入れていて昨年のゲームセクターバブルを引っ張っていた印象です。
最近の有名どころだと
きららファンタジア
あたりのアプリを手掛けているようです。
広告にけっこうかけていますので自分もアニメ毎週みてるときにこの辺のCMはよく見ます。
現在では株式譲渡されて子会社ではないですが、グリモアのブレブレもよくCMで拝見します。
【ストップ高材料】
昨日の引け後にもともと楽天がもっていたドリコムの株式5532000株(19.2%相当)をバンナムに売るという旨が発表されたようです。
楽天は平成20年からドリコムの株式を保有していて、そもそもは広告メディア事業を有望視しての資本業務提携だったみたいです。
しかし、過去三年の決算書をみるに広告のセグメント利益は毎年赤字で近年のゲーム開発運営メインのドリコムのビジネススタイルとは相乗効果を見込めないのだろうなというのはなんとなくわかります。
そしてバンナムとはシャニマスの共同開発も手掛けていますので今回の資本移動は将来的にはプラスと見ていいかなという市場の判断がされたのでは?と思います。
【色々みました。】
2016.3月期からさらっていきます。
このときはオリジナルゲームを主に開発運営していましたが、上手くいかず減損処理。さらに広告メディア事業の開発等の出費が大きく純損益538百万
BSは流動比率は割といいくらいと固定は無形のソフトウェア等メインになってますね。ゲームセクターの分析は始めてしますのでこういう新しい形をみれるのは勉強になります。
意外にも原価率は7割ほどでこういったネット事業にしては高いのかな?という印象を受けました。
2017.2月に公募増資と楽天と大和証券割当で計47万株増資の影響もありBSも倍近く膨らみました。このあたりで戦略を変更しIPゲームに力を入れていきます。版権ゲーはマージン的な収入なので売上成長に寄与はあまりないがその代わり利益率が高いこともあって純利益は810百万で黒字化。
ゲームセクターバブルの影響もあり決算発表時の時価総額は440億ほどまで高騰しさらにバブルとともに高騰していました。
借入金の強化も始めつつ子会社も整理してIPゲームメインでやってく基盤が整っていってるように見受けます。
その後の2017.7月末に1Qの決算が営利減少からの赤字だったことで?大幅に下げてますね。
前期の決算も赤字着地で流れのまま下がってたところに今回の報道って流れでしょうか?実際決算書の内容だと運営兼開発は費用がかさむようで、安定的な運営期に入れば利益が見込めるから今はその前段階なのかな?という風に読めなくもないっていう感じです。
しかしながら、安定的な利益がないのとIPゲームは流行の影響も大きそうで開発と運営が同時にない時期はあまりないんじゃないのかなという風にもとれてしまいます。
IPゲームは作品自体に大きく人気が左右されるのでうまくそういうのを捉えていければ今後の発展もあるのかもしれません。実際バンナムのデレマスはかなりセルランもよかったりユーザーの熱狂度も高いように思いますし、きららファンタジアはリリースゴール感が否めなかったので今後のアニメ人気次第で上がる可能性もありそうな。
こんな感じですかね、では!