こにけんの投資備忘録

投資の事を1ミリも知らない初心者が株式投資してみた。

【銘柄調べ】6432 竹内製作所

どうも、こにけんです。

日経後半ギャップアップで色々狙い目だったのに拾えなかった…

ドンキも月次発表の上げから見てたのとグレイスも張ってたのに…

あとはテリロジー、MTジェネック(某煽り屋銘柄)かなり落ちてて話題になりましたね。

それにしてもなんで煽り屋に乗せられた人達はしきりにガチホという言葉をつかうのかというのが疑問です。

 

というわけで最近おもったことなのですが、決算直後の動きって1ヶ月くらいで調整というか正しい価格帯が狭まって水準定まってから次の決算の期待値でその後2ヶ月の方向感がうまれてるなーと見えます。

なので、決算を精査して正しい価格帯を推測して直後の動きとの乖離幅で利益を狙っていくみたいな分析ができないかなと考えております。具体化はまだできてませんが銘柄調べながら進めていければなという所存です。

 

今回は本日中間決算がありました竹内製作所です。

中期予想は安定的に達成し、上方修正です。

今期からの新商品が好調なので期待はできますね!

 

【どんな会社?】

小型建機製造販売を行ってまして

ミニショベルとクローラーローダーがメインです。

海外への売上が90%以上なので為替レート、運搬コスト(海上輸送用原油など)、設備投資積極化政策動向などの外部要因も要チェックな銘柄ですね。

 

【決算】


f:id:koniken:20181011040351j:image

BSをみると圧倒的豊富な流動資産

内訳は大体3割ずつ現金、売掛、在庫です。

買掛金以外はほぼ引当金と事実無借金経営ですね。

純資産及び株主資本は70%水準でかなり高い

ROEも14と水準としてはいい方

 

PLです。

原価率   71.4→75.0→76.7

販管費     9.5→   8.8→  8.3

営利率   19.1→16.1→15.0

ここに各年で為替レートによる営外損益がコンスタントに乗ってくるようです。

 

原価率は切り上がっていってる傾向で鋼材価格の影響が大きいようです。

固定費は運搬コスト変動と研究開発増もあるが安定した売上で吸収。

固定費が低いので損益分岐点が低く大体300億売れば黒字なので現在値でみればかなり安泰です。

なおかつそれ以上は粗利が営利に乗ると考えれば直近好調な新商品の影響はより大きいと思われます。

 

ビジネスモデルでみると

日本と中国で生産した製品をアメリカ、イギリス、フランスへ輸出し現地ディーラーにて販売という形で現在子会社は自社分裂の各国拠点4社

中国は経済成長鈍化と不動産需要が頭打ちっぽいので販売でいうと弱いのですが生産拠点として近年からうまく軌道に乗ってきたようなのと新商品販売後の売上が回復基調なのでまあまあよいかと。

強いて言えばこの3年で顕著に伸びたフランス市場が少し鈍化しているようです。

 

各国別利益率は

日本40%ほどで他の3国で5%前後、中国は赤字もあるのでまだ完全に安定化とはいえないかなーくらいです。なのでやはり製造の方で利益をとって中卸で各国会社が存在している形ですね。

 

キャッシュフローも安定的にフリーキャッシュフローを稼いでいて投資CFは償却分の補填メインな感じ、配当も順当に増えてますが配当性向自体は低め

 

【チャート】

傾向として中間決算にて修正発表を行っていて四年間毎年半期で修正。そのうち為替レートが強い年は大きな上方修正を行っている様子です。

推移での法則でいうと2Qで大きな上昇トレンドがうまれ3Q決算前を天井、その直後に落ちていくっていうのが3年繰り返されているようにみえます。

今期の修正幅は多目のプラスなのでここから上げていく可能性は十分にあるんではないでしょうかね?

とはいえ今回のチャートの流れがすこし違う点は1Q決算で底から火柱上げてバンドウォークが始まって現在に至っているというところです。

他の年は1Qで割と垂れ込んでから上げにいくので、この決算を織り込んで動いていた前提のいまの高値圏だとしたらこれから揉みそうとも捉えられます。

まあでも次の決算までの上昇トレンドがうまく起こればおいしいかなーと。

時価総額も現在1400億と傾向通りに3Qまでに1600億くらいまであげてくるのではと予想しときます。

(くれぐれも自己責任でお願いします笑)