【銘柄調べ】2484 夢の街創造委員会
どうも、本日はストップ高が大村紙業がまた上げてきてましたね。決算みた感じでも問題はなかったので仕手がうまく誘導かけたとかなのでしょうか。あとは依然としてIPOが強いのでそのブーム終わりに資金がどこに流れるかが大事ですかね。
今回はスキャルピングでもやらせていただいた
夢の街創造委員会 3050円 -210円(-6.44%)
について調べてみました。
本日の値動きの細かいことは前の記事をご参照ください。
【どんな会社?】
みんなおなじみの出前館を運営している企業です。
その他にもBtoBの
酒類、ワインを取り扱ったサイト
などもやっているというのが意外でした。
収益構造としては基本的にサイトに掲載してくれっていう販売業者さんが出前館というプラットホームを利用するときの手数料が寄与度の大きいものとなってまして、掲載料を基本料金とした二部料金制
あくまで注文仲介サイト運営なので宅配は出前館が行うわけではないようですが、シェアリングデリバリーによって宅配機能を持たない営業者も利用できるようになってるようです。
【決算】
BSからです。
株主資本比率は60%水準
自社株買いと消却を積極的に行っているようです。
ROEは15%越えなのでなかなか
固定資産はのれんが多くあり、H28期に子会社を取得したのが上手く行かず早期に売却しているのでこの期のみ跳ねてる模様
流動負債がハイペースに増えてるが未払金が比率として大きめかつ流動資産も十分なので安全性もなかなか
債権回収日数も出前館のクレジット決済対応っぽいので一月で回収できている
のれんが大きいので実質的な所有物に対してBSが膨らんでいる傾向(保有資産はソフトウェアとBtoB向けの倉庫と本社建物くらい)
PLです。
ソフトウェアなど無形固定資産を利用する事業なので減価償却が大きめ
毎期ソフトウェアが遊休化しており、その分が少額だが減損処理されているなどの理由から特損がイレギュラーに跳ねてくる。
成長率は2014年の70%の爆発から落ち着きつつあるものの15%ほどを維持しながら拡大
ネット企業なので営利率がよく三年推移で
15%~14%~16%
固定費の20%くらいを広告宣伝に用いている効果もでてそう
出前館事業が2015年からBtoB事業の売上を抜いてから、毎年セグメント比率10%切り上げていっている。
出前館の認知度があがってBtoBとの相乗効果余地も少しながら期待できるがシェアリングデリバリーの運搬規模だと厳しいかもだが、そもそもの利益率が出前館事業の方がいいのでこちらの拡大から得られる副産物として捉えておくべき?
配当金を年々実質増配しているのと優待新設等で株主メリットもけっこうある。実際に自分ももらいましたが優待はうまかったです。
キャッシュフローです。
減価償却とのれんの償却が比較的大きいためか純利益以上の営業キャッシュフローを持っている。
投資キャッシュフローが無形固定資産取得に3億は要するみたいだがフリーキャッシュフローも年々着実に増えている。
財務も借入を行わずレバ抑え気味で配当金の支払い、借入金返済によるマイナス計上
と、実質的な営業成果でいうと安定的成長が見込めるなという財務状態でした。
子会社であるインドネシアの出前館事業の成長や、提携先のネームバリューとかの材料を見ても長期的買いかなーとも。
【チャート】
三年推移+現在時価総額は
86億→211億→619億→1234億
えげつない右肩上がりですね。
自分も去年スイングでやってたんですが今ではその時の倍近い価格にあがってて驚きました。
直近純資産は26億なので
PBRは47倍とかなり割高水準まで評価されています。
直近3Q決算短信をみても営業成長+50%
6月のオーダー前年比+41%
8月末の日別オーダー最高数更新
などの好材料が多くそのときにも株価に反映されています。
だからこそこの割高感があって市場の値幅が乱高下しそうないまは上げだけ拾っていければ最悪拘束きても塩漬け期待値は薄いように思うのであまり長期的なリスクをとらずやっていこうかなと思います。
来週の決算後の権利落ちもしっかり視野にいれつつ監視していきます。
昨日LINEがフードテイクアウト事業を来年春から始めるという発表もあり、LINEと提携してる出前館が胃袋のシェアが従来より奪われるというパターンもありそう。