こにけんの投資備忘録

投資の事を1ミリも知らない初心者が株式投資してみた。

【銘柄調べ】2321 ソフトフロントHD

 

どうも、こにけんです。

というわけで本日もやっていきます銘柄調べ

 

今回のストップ高銘柄は

ソフトフロント  160円(+50円  +45.45%)

です。

 

ストップ高材料】

AIロボットによる自然な会話を実現するコールセンター等向け『Commubo』の提供開始というのが材料視されたみたいです。

 

 

【どんな会社?】

 

コミュニケーションソフトウェアの開発・販売を主に行っている企業なのですが、少し前に少し異様な動きがあってM&Aエステサロンの会社を買収していたりします。

まあ現在はコミュニケーションソフト、Commboのようなボイスコンピューティングに注力している様子。

 

 

【決算】

 


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特徴として過去三年、それ以前からも長らく営業利益をあげられていないことが気になります。

 

そして、このBSとPLをみておかしな点はH29.3月期のBSの膨らみ具合とその後の凹み具合です。

H28.3月期にはソフト販売と受託開発をメインに営業していたのですが、この期にOakキャピタル当ての増資による大幅な純資産増加を観測してこのBSの形になっています。

その増資額を使って株式会社筆まめ(はがきソフト)、グッドスタイルカンパニー(エステサロン業)等を買収したことで連結BSが合算されて大きくなってます。

 

筆まめはソフトウェア系の会社なのでBSはさほど大きくはならないのでこの増加分は大体エステサロンの店舗等の資産が増えるなか特に目立って増えているのが無形固定資産です。これはなにかというと買収した際の未来予測される収益力を概算して『のれん』を計上したことによるもの。

 

資産額から比べていうとかなり大規模な投資になるのだが結果としては赤字がむしろ膨らんでいる状況

業態ミックスによって従来から高かった原価率は80%弱から63%ほどまで下がってはいるがシナジーが発揮できずにかさむ固定費に苦しめられているようなPLです。

今回の時流にのったAIソリューションによって売上が大きく跳ねることがあれば黒字回復からの株価上昇の可能性もなくはないので四半期決算を追っかけてタイミングを探してみたりですかね。

 

赤字額と必要投資額を株式発行による調達、借入で賄うキャッシュフローの形なので調達源が枯渇してきたらいよいよヤバいか?というルートもなくはない。

 

そしてH30.3月期

買収した2社を株式譲渡による一部を残しての早期売却。

それによってBSはかなり縮んだのですが、前期にボンと乗ってきたのれんを回収しきれてないための減損処理を特別損失で3億計上。その他評価損等で10億の合計特別損失により純資産がふっ飛んでBSは純負債に変わっております。

 

【チャート】

 

いずれにせよ赤字幅が縮小しないことにはチャート自体も上値が重い状況だろうなとは思いますが、今回は低位株だからこそのストップだったのではと思います。PTSでは値下がりして板が均衡しているので利益を出したときにまた大きな上げがくるんじゃないかなーというような見解です。

 

現在時価総額は40億弱で上げ幅が45%なのでもともと27億ほどだったのがここまでの上昇なのですぐに元に戻るんじゃないかなーと予想してみます。

 

低位株なのでマネーゲームが始まって一時的な買いが集まるのはありそうですが結局マネーゲームは下支えにはならないものですからね、、、。