こにけんの投資備忘録

投資の事を1ミリも知らない初心者が株式投資してみた。

【銘柄調べ】6541 グレイステクノロジー

どうも、こにけんです。今日は完全に寝坊かまして起きたら大引けでした…笑
てなわけで本日もやっていきます銘柄調べ!
今日はタテルやスルガの悪材料銘柄のリバによるストップが目立ちましたがそちらはスルーして

6541 グレイステクノロジー 3300円(+501円、+17.9%)

について調べました。

【どんな会社?】
1984年創業の株式会社日本マニュアルセンターが前身である
マニュアルの専門会社です。
2016年12月よりマザーズで上場から今年の8月に東証一部へ昇格しております。
何を売ってるかというと
1.生産機械をはじめとしたマニュアル作成とマニュアルのクラウド管理システム
2.企業へのマニュアル作成コンサルタント

とくに今注力しているものとして
AI搭載の会話しながら作業案内をしてくれるゴーグル型超高機能マニュアル
がとてもいいなと感じます。

【ストップ材料】
昨日ゴールドマン・サックスがグレイステクノロジーを4600円目標の『買い』銘柄と発表したのが有力な材料でしょう。
この発表の根拠としては、貴社が展開しているマニュアルクラウドシステムサービスが成長性に富んでいると試算し、評価しているからとのことです。

【決算内容】
最近上場したのであまり遡ってみれなかったので去年度からです。
2017,5月発表の3月期決算は売上成長率+39%1010百万、純利益196百万(昨年比+71%)と好調。
業種的に原価率28%といい水準で営利率は29.7%と高利益率業態。売上のうち4割ほどが生産機械大手のファナックとの大口受注案件という点でも優位性を感じます。
ROEも22.7と収益性も十分なもの。

BSをみても新規上場の影響で総資産2.6倍近くまで増え、上場分株主資本に加えられるので自己資本比率は昨年25.7%から67.9%、現金と比べ固定資産も圧倒的に低く安全性は十分な形になってます。


次に2018,3月期決算働き方改革による生産性向上・効率化の流れの恩恵を受け、売上成長率30%1314百万、純利益278百万を記録。
名古屋拠点新設やM&Aに積極姿勢を見せ、投資キャッシュフローも拡大しているが、フリーキャッシュフローもありすぎるくらいなので今後それら投資にかけられる余力もありそうですね。
当期から大口顧客に了徳寺大学が入っておりますが、学校とはこれいかに??

そして直近1Q決算ですが、売上も安定的に伸びているのですが原価率が従来より30%ほどあがり61.2%と高め、それにより営利率も7.8%に押し下げてます。
背景としてはオンプレミスという顧客自体にサーバー設置して行うマニュアル管理システムが需要拡大し、その費用が原価計上されたとのこと。今後このサービス案件が増えると従来の利益率圧迫要因になりそうですがどうなのでしょうか。

株価をみても1Q決算発表の8/8から若干押して2020円台を底に現在までバンドウォークで上がり続けてました。ちょうどストップの前で垂れて平均線の辺りで急反発のストップ高という流れなのでこの段階で集めたい大口の仕込みが入った可能性もなくはないですかね。
時価総額も450億ほどまでぐんぐんいってるのでどこかで大きな押し目があってもおかしくないかも?まあそもそもストップ前が押し目だったんですけども笑
とはいえ、PER98.8倍・PBR40.15倍と過熱感は否めない現状なので短期的な深追いは危険なような気もします。
それと、昨年12月の高値が近いということでこの辺でレジスタンス形成もあり得る次第。最近テレ東でよくグレイスのCMやっていて広告効果も期待できるのであれば今期の決算以降も強気ムード?

PBRをできるだけ実数値で判断するためBSの規模でいうと純資産が現在10.7億に対して株式価値が400億オーバーとなるとかなり割高な気もしますけど従業員数46名、売上規模10億台とまだ発展途上で伸びしろはかなりあるというゴールドマン・サックスの試算にどこまでの現実性があるかというのが肝な気がします。どかっと大きな売上を稼ぎ出すのも働き方改革による大手需要等もありますのであり得なくもないのでその利益が剰余金に乗っかればPBR、PER同時に適正に近づくのでそういった案件に期待ですかね。
いずれにしても今自分がこの銘柄を触るのは痛い目見そうな気がします笑